4つの取り組みを実践し、Classiの定着に成功

日本大学鶴ヶ丘高等学校 (東京都)

私立・男女共学
学科:普通コース、特進コース
Classi利用歴:2017年度より

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4つの取り組みを実践し、Classiの定着に成功
eポートフォリオの積極推進で学びのPDCA確立を目指す

 

東京都杉並区にある日本大学鶴ヶ丘高等学校は、ICT活用推進組織による地道な普及啓蒙活動の結果、Classiの校内全体への定着に成功しています。成功の秘訣は「目的・意識の共有」「活用推進組織の設立」「仕組みづくり」「段階的な推進」という4つの取り組み。当初はICTの導入に否定的だった先生方も認識を改め、現在では「Classiがなければ学校生活が成り立たない」との評価を受けるほどになっているそうです。

 

Classi利用2年目からはClassiによるポートフォリオの推進にも取り組む同校のICT活用推進主任の近藤 明宏 先生に、Classiの普及定着に向けた取り組みや、活用方法についてうかがいました。

 

日本大学鶴ヶ丘高等学校のClassi定着に向けた4つの取り組み

  • ICTを利用する目的・意識の共有を全教員で行う
  • ICTの専任組織を作り教員・生徒・保護者に利用サポートを実施
  • 毎日必ずICTに触れさせるための仕掛け・仕組みを作る
  • 導入範囲や利用機能を絞り、段階的に範囲を広げていく

ICTに否定的だった先生方も、今ではClassiを積極活用しています。
最初から完璧を目指さず、余裕を持って推進することが大切です。

「ただでさえ忙しいのに」「時期尚早」など、ICTへの風当たりが強い状態からClassiの導入検討を開始しました。しかし今では「朝から晩までClassi」と言えるほど、学校生活全般にフル活用されています。大事なのはとにかく焦らないこと。最初から完璧を目指さず、余裕を持って推進することが大切だと思います。

 

ICT活用推進主任 近藤 明宏 先生

Classi定着のコツを教えてください

4つの取り組みを、焦らず地道に続けたことが成功の秘訣

 

日本大学鶴ヶ丘高等学校は、Classiを利用し、校内グループによる情報伝達や、ポートフォリオによる学びの記録などを行っています。Classi導入前の2015年には「時期尚早」と否定的な立場の先生が多かったそうですが、現在では「Classiがなければ学校が成り立たない」と多くの先生がClassiの効果を実感しています。ICT活用推進主任 近藤 明宏先生に、Classiを定着させるために行った4つの取り組みについてうかがいました。

 

近藤先生がまず行ったのは、ICT導入の目的を先生方で共有することでした。ワークショップや会議を重ね、これからの教育にはICTが必要という共通認識をClassi導入の前に醸成しました。

 

近藤先生:

「目的・意識の共有がないまま導入を進めていたら、ここまで利用してもらえなかったかもしれません。学校の方向性を見つめ直すよい機会にもなりました。あわせて校務分掌としてICTの導入推進組織を設立し、研修や勉強会を随時開催しました」

 

右)Classiで365日メッセージを発信している川原 容子 校長先生
左)Classi導入を推進した 近藤 明宏 先生

 

 

導入を段階的に進めたことも有効だったと近藤先生は振り返ります。「教員から先行してClassiの利用を始め、その1年後に生徒・保護者へと利用範囲を広げました。まずは先生方にメリットを感じてもらうことが定着への第一歩だと考えました」。利用開始とあわせて、毎朝実施している教員打ち合わせ会の連絡事項をClassiに記載するなど、先生方がClassiに毎日ログインするための環境整備を実施しました。さらに校長先生は、Classiに全教員向けのメッセージを365日発信するなど率先垂範してClassiの活用を実践。

 

Classiの利用が業務上必須になる仕組みづくりと積極的な啓蒙活動により、Classiの利便性は徐々に先生方に認識されていきました。

 


▲全体カレンダー(当日の連絡事項)/校内グループ(学年連絡)

 

生徒の反応は?

ポートフォリオの開始から1年が経過し、生徒たちの振り返りの質が向上している

 

Classiポートフォリオの利用も段階的・計画的に進められました。導入初年度の新入生の場合、まずは入学オリエンテーションの感想をClassiではなく紙のワークシートに記述させ、ポートフォリオの意義をしっかりと理解させることからスタートしました。入学から約20日後、生徒にタブレット端末が配布されると、試験やイベントの機会を利用してICT担当の先生からClassiを介して感想文や振り返りの課題を配信。その後クラス担任の先生からも文化祭などのイベント機会を利用してClassiから課題配信が行われました。

 

こうしたステップを経て、生徒本人による学びの記録も始まりました。まずは夏休みの活動を題材に、自分自身で課題を設定しポートフォリオを作成するよう指導が行われました。1学期をまるごと「ポートフォリオの入門期」と位置づけたことで、先生と生徒の双方にとって初の取り組みであるポートフォリオがスムーズにスタートしています。

 

 

 

Classiポートフォリオの利用開始から1年が経過し、「個人差はあるものの、全体傾向として振り返りの内容が抽象的なものから具体的な記述へと変化している」と取り組みの手応えを感じている近藤先生。今後もClassi主催のイベントや研究会に積極的に参加し、他校の事例にも学びながら、ICT活用を推進していきたいと意気込みを語ってくれました。

 

 

※2019年6月取材

 

 

学校情報

日本大学鶴ヶ丘高等学校

(東京都)

学科 普通コース、特進コース
規模

全校生徒 1,265人(普通コース 1,144人、特進コース 121人)[2019年6月1日現在]

URL http://www.tsurugaoka.hs.nihon-u.ac.jp/

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