生徒の学習行動とアセスメント結果を掛け合わせて分析。数値データで変化を実感させ、大学進学率の向上を目指す

東京都立葛飾野高等学校 (東京都)

公立・共学
学科:普通科
Classi利用歴:2021年度より

  • 公立
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  • アダプティブラーニング
  • 学力向上/学習習慣
  • 進路指導/生徒指導

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生徒の学習行動とアセスメント結果を掛け合わせて分析
数値データで変化を実感させ、大学進学率の向上を目指す

 

東京都立葛飾野高等学校は、ベネッセのアセスメントとClassiを組み合わせた学力向上の取り組みを「模試Package」と名付け、校内で展開しています。これは、ベネッセのアセスメント(スタディーサポート、実力診断テスト)に予習・復習・振り返り・補習など一連の学習イベントを組み合わせた取り組みで、年間計画に基づき全学年で実施されています。

予習・復習・補習の課題には、Classi「学習動画」「Webテスト」が利用されており、生徒たちの効率的な学習をサポートしています。また、進路指導部が生徒の学習データと模試結果の数値データを分析し、積極的に活用して指導に還元しています。進路指導部・主任の毛利先生に「模試Package」の詳細やその効果についてお話をうかがいました。

東京都立葛飾野高等学校のClassi活用 ここがPOINT

  • ベネッセのアセスメントとClassiを活用し、予習・復習から補習までセットになった取り組みを開始
  • アセスメントの結果を元にClassiから個別課題を配信し、効果的な復習を実現
  • 成績不振者向けの補習ではClassiで学び直し教材を使い、自信を身に付けさせる
  • Classiの学習データやベネッセのアセスメント結果は数値として先生・生徒に共有し、モチベーションの向上を図る

“数値”で語ることで、生徒も先生も自身の努力を実感できる。
良い取り組みは学校全体で共有し、学力向上を実現していきたい。

 

ベネッセのアセスメントとClassiを組み合わせることで、学習行動とその成果を数値として可視化し、分析することが可能になりました。これからもデータに基づく客観的な分析と提案活動を通じて、進路指導部を「学校内にお けるコンサルタント」のような組織にしていきたいと考えています。

 

進路指導部 主任 毛利 修一郎 先生

Classiの活用方法を教えてください

模試を軸にした一連の学習フローにClassiを活用し、学力向上を図る

 

東京都立葛飾野高等学校は、Classiを活用した「模試Package」という取り組みをおこなってい ます。これはベネッセのアセスメント(スタディーサポート、実力診断テスト)に予習・復習・振り返り・補習をセットにした取り組みで、2021年度には高校1、2年生に5回、高校3年生に3回の実施が予定されています。

元々は大学進学率を向上させるための取り組みでしたが、回を重ねるごとに生徒たちが主体的に学習に取り組むようになり、学習習慣の定着や基礎学力の向上にも貢献しています。進路指導部・毛利先生は「模試Package」について、「将来担当者が変わっても、同じ取り組みがルーティンとして継続されるよう、パッケージ化することを強く意識しました」と話しています。

 

Classiの導入効果を教えてください

学習行動とその成果を数値として可視化し、分析することが可能になった

 

「模試Package」では、模試の2週間前から事前課題に取り組み、模試受験後の2週間は事後課題に取り組みます。この事前・事後の課題は、単元ごとに構成された5分程度の解説動画と確認テストがセットになったClassi「学習動画」のコースから選択して出題しています。生徒たちはスマートフォンを使うことで、いつでもどこでも課題に取り組むことができます。

生徒たちの課題への取り組み状況は、ClassiからCSV出力したデータをグラフ化して職員会議 で報告されます。事前・事後課題の配信、グラフ作成は進路指導部がおこない、担任の先生方 は生徒たちへの声掛けや指導に専念してもらうことで、日々生徒に向き合っている先生方の業務負担を最小限に留める工夫がおこなわれています。模試結果が返却されると、先生と生徒のそれぞれに「模試分析会」を実施します。分析会では事前・事後課題の取り組み状況や、GTZ※の推移などを数値で共有。学力向上の成果を感覚ではなく数値で伝えることで、生徒たちの学習へのモチベーションを高めることが狙いにありま す。
(※GTZ:進研模試のテストの得点から、受験者の全国における学力の位置をS1~D3の15 段階で評価したもの)

 

数値データだけではなく、生徒向け分析会では、先生が学生時代の実体験を語ることで、生徒たちに大学進学への意識付けをおこない、先生向け分析会では、成績の向上が見られたクラスや教科の取り組みを先生方全員に共有することで、学校全体の指導力向上を目指しています。これらの機会を通じて「進路指導部をコンサルタントのような組織にすることが目標」と毛利先生は話します。

分析会が終わると、GTZ下位層の生徒を対象に「金曜会」と名付けられた補習がおこなわれます。参加生徒は事前にClassiで配信される課題に取り組み、毎週金曜日の補習時に先生から対面指導を受けます。教材にはベネッセの学び直し教材「マナトレ」をベースにしたClassi「Web テスト」が使用されており、「じっくり基礎コース」「追い込み挑戦コース」など、Classiが提案する課題配信スケジュールに沿って課題の出題がおこなわれています。「金曜会」参加生徒たちへのアンケート調査では、9割以上の生徒が学力にプラス効果があったと回答しています。「金曜会」への参加は補習対象の生徒以外にも広がりつつあり、進路指導部は大きな手応えを感じています。 「模試Package」を運用する上でのポイントは「現場の教員の声を拾い、協力を得ること。負担は 最小限に抑えて、勉強が苦手な生徒を決して見捨てないことを伝えました」と毛利先生は振り返ります。今後も継続することで、大学進学率の向上や、学習習慣の定着、勉強を苦手とする生徒たちの学力の底上げを図ります。

※2021年10月取材

 

学校情報

東京都立葛飾野高等学校

(東京都)

学科 普通科
規模

全学年全生徒 893人[2021年5月現在]

URL http://www.katsushikano-h.metro.tokyo.jp/

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