レポート
2019年11月16日(土)、立命館守山中学校・高等学校にて3回目となる「立命館守山中学校・高等学校 ICT公開授業 with Classi」が開催されました。
立命館守山中学校・高等学校(以下、立命館守山中高)は、滋賀県守山市にある中高一貫校です。Classiを2015年度よりご利用いただいき、学校におけるコミュニケーションのハブとして機能しています。
前回同様、午前中は学校主催の公開授業が開催され、全体会を行った後は立命館守山中高の先生だけでなく、生徒の講演やClassi利用校の先生方の講演が複数の教室で行われました。
寺田校長先生
全体会の冒頭では、寺田校長先生より「2030年、ICTはどうなっているか。ないかもしれないし、学校だけで学ぶ時代はなくなるかもしれない。学校に生徒を集めて学ばせる意味を考えようと本校では話し合っています。本会の目的は、未来の学びを一緒に考えることです」とご挨拶いただきました。
國領先生
そして、同校 ICT担当の國領正博先生より「RITSUMORI STYLE ICTを活用した学び」と題して、「生徒を誰一人取り残さない学びのためにはICTが必要である」という考えのもと、Classiの「学習記録」「校内グループ」「Webテスト」など各機能の利用シーンと合わせて、個別最適化学習の必要性をご紹介いただきました。
学習記録
中学生は学習方法に迷う生徒も多いため、学習記録を継続的につけて可視化する事が重要。継続的にみることで、教科ごとのバランスだけでなく、計画的に学習をしているか、テスト前にまとめてやっているか、宿題だけをやっているか などパターンが把握できるようになった。
校内グループ
教科ごとの部屋(グループ)があり、ひとりが質問すると、他の生徒が自分のノートのキャプチャを共有するなど、生徒同士が学び合う場になっている。
全体会の最後に、弊社 マーケティング部 西日本エリアマネージャー 林田健治より「立命館守山中高の生徒は、中長期的にどのような変化をしているか」について、お伝えさせていただきました。
Classiを活用し、学力が向上している生徒に共通する特長として以下のポイントが挙げられました。
- 個別最適化された問題演習に取り組む回数が多い
- 学習記録の記録数、記録時間が長い(= 生活・学習習慣を認知している)
- 教科ごとの部屋(校内グループ)で、投稿数が多い(学び合いに積極的)
- ポートフォリオでの学びに関する振り返り量が多い(≒深く思考している)
全体会の後は、分科会となり全13セッションが行われました。同時に、ClassiとClassi 連携サービスの体験・相談ブースも設け、検討中の先生方に実際に体験いただく場を用意しました。
このセッションの中で、生徒のみなさんが「もしもClassiがなかったら」というテーマでプレゼンを行っていました。、文化祭などの生徒会活動、テスト勉強や学校のお知らせを受け取る等、「Classiがあるからできること」を動画でわかりやすく、楽しく伝えていただきました。弊社メンバーも気づきが多く大変盛り上がりましたので、プレゼンの様子を許可をいただき掲載させていただきます。
■立命館守山中学校・高等学校
生徒会執行部
「立守生徒発信 校内グループの活用など」
▼スマホでの撮影のため手ブレしていますがご容赦ください
生徒が思うClassiのいいところ
- 時間割を見ることができて便利
- グループごとにお知らせができていい
- 連絡がClassiでくるので紙がかさばらない
- テスト結果をすぐに確認できる
- 学数時間を振り返ることができる
「生徒の無限の可能性を引き出したい!具体的な場面とやり方、そして我々のあり方
〜Classi ポートフォリオ・Webテスト・校内グループ・メッセージ機能〜」
「主体的な学習者育成のために 〜松本深志でのClassiの活用方法〜」
「C&C ClassiをChromebookで活用する」
「ClassiとClassiNOTEで挑戦したくなる“しかけ”としてのICT導入
〜 導入1年目の実践例 〜」
「PTA活動でのClassi活用について」
「立命館守山中学校のClassiを活用した取り組み事例」
「上宮でのClassi活用とこれまでの経緯
〜いろいろありましたが、今では “なくてはならないもの” になりました〜」
「生徒が主体的にポートフォリオを書く仕掛けづくり」
「本校のポートフォリオの取り組み 〜 振り返りについて考える 〜」
「英語科の取り組み(Classi連携サービス:EnglishCentral含む)」
「数学科の反転授業の実践」
「Classi活用中学校3年目、高校5年目の立命館守山のICT教育の到達点と課題」
以上