レポート
2019年11月13日に、さいたま市立大宮北高等学校と「ICTとタブレット、授業支援ソフトを活用した授業研究会」を共催しましたので、その様子をお届けします。本会は、昨年に引き続き2回目の開催となります。会場となった大宮北高校には、教員や教育委員会の方をはじめ、教育関係企業が集まり、約230名以上が参加しました。
同校 杤原正浩校長、およびさいたま市教育委員会よりご挨拶をいただき、会がスタートしました。同校は、文部科学省「全国の学校(普通教室)におけるICT環境整備のステップ」(平成30年7月)にて、全校で最も高い「ステージ4」を達成しています。全てのホームルーム教室に電子黒板が設置され、WiFiが完備されており、全生徒がタブレット端末を持ちアクティブ・ラーニングを推進しています。
230名が集まる授業研究会となった
公開授業では高1〜3までの全クラスで体育や芸術なども含めた全授業が公開され、参加者は気になる授業を見て回りました。多くの教科でClassiNOTEが自然に使われており、ノートとペンの代わりにタブレットやPCを使用している様子をご覧いただけたと思います。また、多くの教室を見て回り、生徒が教科書を開いていない授業が多かったのが印象的でした。
ほんの一部ですが、授業の様子をご覧ください。
【1年生 英語表現 Ⅰ】
制限時間内に文章を読み、生徒同士で1人が質問をして、もう1人がそれに答える(ClassiNOTE使用)
【1年生 化学基礎】
グループごとに、粘土を用いて電気がつく仕組みを解明する(ClassiNOTE使用)
【3年生 SS生物】
電子黒板では解説を、プロジェクターではClassiNOTEで集めた生徒の回答をリアルタイムで表示。電子黒板とプロジェクタをうまく使い分けていた(ClassiNOTE使用)
公開授業後は、ClassiとClassiNOTEのご紹介と実際に体験いただく時間でした。
まずはClassiのご紹介です。アイスブレイクとして、「投票ボックス by Classi」を使ってクイズを行いました。「投票ボックス by Classi」はClassi トップ画面で連携サービスのアイコンから入っていただくと、申込不要でお使いいただける無料サービスです。2択、4択を選んで投票が始められ、リアルタイムに結果が反映されます。
下の写真では「Classiポートフォリオにないマークはどれ?」という質問に対して、選択肢「A:できるようになった」「B:できなくて悔しい」「C:楽しかった」「D:大切」を投票してもらった様子です。どれかわかりますか?
結果は、「C:楽しかった」です!円グラフで見ると、Cはオレンジ色で、もっとも多いことがわかります。
▼実際の画面はこちら
次に、株式会社コードタクトが連携サービスとして提供する「ClassiNOTE」を紹介、参加者に体験いただく時間でした。高校1年生 理数科の生徒が各テーブルの中央に入り、体験する大人の参加者に対して、説明やフォローを行ってくれました。
体験では「ドラえもん」をテーマに回答を書いていただきました。
生徒が自らのタブレットで、ClassiNOTEを説明してくれる場面も多く見られました。会場から溢れるほど参加者が多かったため、会場のあちこちにいる生徒さんの動きにClassiメンバーは大変助けられました。
最後に、全教科+ICTの7分科会があり終了となりました。
先生方から頂戴した感想のほんの一部をご紹介します。ご参加いただきました方には、改めて御礼申し上げます。
- 対応してくれた生徒がとてもよかった。生徒から普段の使用感が聞けたことがとても参考になりました(埼玉県・私立高校)
- 様々な子どもたちの思考や学びの足あとを蓄積できるツールで大変勉強になりました。小学校でも高学年からならば、似たようなことが可能とも感じました(埼玉県・市立小学校)
- ClassiNOTEは、ペーパーレスで配布まででき、誰が開いたかが分かるのは素晴らしいと思いました。ポートフォリオで自動保存、タイマー機能、キーワード表示など、使い方をマスターすれば活用は無限大だと思いました(埼玉県・公立高校)
- 自分のものと、全体のものを見られるのが良い。色々なツールの良い所を応用させているのが興味深い。活動が、オープンに見えるのが良い(埼玉県・公立高校)