受付終了
一斉休校に伴って浸透した一人1台端末やICTツールの活用によって、端末や校内Wi-Fiの整備やそのルール作り、また学校教育・生徒の学びの変化・先生方のICTに対する意識の変化が、多くの学校で起こっています。
ICTを活用することが避けられなくなってきた今、学校の中では紙とデジタルとの棲み分け、対面・非対面コミュニケーションの意味付けが目下の課題かと思います。
また、学力の多層化や先生方の若年化が進む中、先生方からはよくこんなお声を伺います。
今回は、学校現場の「目の前の課題」への対応、および今後起こりうる「ICTを活用した未来の教育」に向け、2日間で4名の先生をお招きし、セミナーを開催いたします。
21日は私立高校の2名の先生を講師としてお迎えし、授業活用・学習活用などの、学校の指導に合わせたICT活用方法についてご講演をいただきます。28日は公立高校の2名の先生を講師としてお迎えし、学校の環境整備を追い風に、生徒自らが学ぶ力をどのように育成できるかについてご講演をいただきます。また、弊社より学校指導の中で活きる「個別最適」な学びと生徒の「自己調整学習」に対するClassiの活用方法についても合わせてご紹介予定です。
市川学園は、『ALICEプロジェクト』(Active Learning for Ichikawa Creative Education)を掲げ、2016年からICTデバイスの整備と活用をスタート。授業中の学習指導から日々のHR運営など多様な場面においてICTを先進的に活用いただいている学校です。今回はICT導入初年度学年が卒業するまでの4年間担任で指導されてきた笹尾先生に登壇いただき、学校全体でICT教育を進めていくポイントから授業・担任としての指導の中で個々に合わせた指導をどう行ってきたのか?についてお話いただきます。
甲南高等学校・中学校は2018年から段階的に学年で1人1台の端末を整備し、複数のアプリを併用しながら多様な学び・学習指導を実践されている先進校です。
今回は、初年度整備学年の学年主任でもあった山岡先生に登壇いただき、学年運営でのポイントや学年内での活用の広げ方について、また今年取り組んでいる弱点克服や個別最適化学習の実践についてご発表いただく予定です。
全国で最も早く一人1台端末を実現した佐賀県(※2014年度から全県立高校で1人1台端末を整備)の中でも、研究指定校として2011年度に中学校、2012年度からは高校でも1人1台端末による学習を実践されてきた致遠館中学校・高等学校です。進路指導部でデータ統計を担当されている杉野先生にご登壇いただき、文房具・校内インフラになりつつあるICTの活用がどのように広がってきたのか?教員組織で取り組んできた実践と、生徒一人1人へのデータに基づいた進路指導のポイントについてお話いただく予定です。
創立90周年を迎える花巻北高校では、「100年生きる君たちが花高100年の学びをつくる」のテーマのもと「花高100年の学び方改革」と題して、主体的に学ぶ生徒の育成について校内で改革を進めております。特に主体的に学ぶ生徒の育成に向けた自己調整学習についての考え方とそこにICTを取り込み実践されています。改革を進められた川村校長先生にご登壇いただき、学校として目指す姿、生徒の学び方の考え方とICTを組み合わせた考え方についてお話いただく予定です。