導入事例

校内グループ
生徒の活動履歴を一元的に蓄積し、
指導の充実と新しい大学入試に活かす
滝中学校・高等学校
滝中学校・高等学校
取り組みのポイント
  • 新土曜講座やクラブ活動を通じて、学力の三要素を身につけさせる
  • 生徒カルテを利用し、生徒の活動履歴や生活指導の内容を蓄積
  • ICTを活用する目的と機能を絞る

学力の三要素をしっかりと身につけさせる様々な取り組み

  • 滝学園では生徒にどのような力をつけさせたいとお考えですか。

    校長先生 : 現在、文部科学省が掲げている学力の三要素がありますが、この考え方には非常に共感できるものがあります。本校では、これを意識してやってきたわけではありませんが、以前から大事にしている力です。まず、基本的な知識技能の習得というのがベースにあるわけですが、これについてはこれまで徹底的にやってきました。その上で、ちょうど学校週5日制のタイミングを機に始めたものとして「土曜講座」があります。この土曜講座は選択制で生徒が自由に選べるものですが、講座は大きく分けてふたつあります。ひとつは本校の先生方が開講する学習講座で、本校の先生方が普段の授業のフォローアップ等を目的にしたものです。もうひとつは、教養講座といって、大学の先生に大学での研究内容を講義してもらったり、プリウスの開発者に来てもらったり、フィールドワークを行ったりという、いわゆるリベラルアーツ教育です。この土曜講座は、国際基督教養大学(ICU)におけるリベラルアーツの考え方を学んで始めたものです。今では、これをシラバス化したりするなどして、「新土曜講座」としてさらにグレードアップさせています。また、合わせて文科系のクラブ活動のあり方も見直し、数学オリンピックや化学オリンピックといったコンテストに参加したり、プレゼンの仕方や論文の書き方も教えるなど、クラブ活動の中でも生徒の意欲をより高めていく取り組みを進めています。

  • 新土曜講座やクラブ活動の見直しを行ったきっかけは何ですか。

    校長先生 : 2014年12月の中教審の答申がひとつの大きなきっかけです。センター試験が変わる、大学入試が変わるといったショッキングな内容でしたし、すぐに校内で研修会を行ったり、東北大学が行った説明会に参加するなど、情報を集め、校内でも共通認識を持つようにしました。入試改革に関する議論のトーンは現在少し落ち着きつつありますが、今後はよりいっそう学力の三要素をしっかり意識して伸ばしていく必要があると考えています。

生徒の活動履歴を「意識的に」蓄積して、中高一貫校のメリットを活かす

  • Classiを導入された理由をお聞かせください。

    校長先生 : これはとてもシンプルな理由で、「将来的な多面的総合的入試への対応」です。たとえば、京都大学の特色入試では、中学・高校での学びの履歴をまとめて「学びの報告書」を提出する必要があります。こういう入試は、中学校のうちから様々な活動に取り組める中高一貫校にとってメリットが大きいものですが、大事なことは、「生徒の学習・活動履歴を意識的に蓄積することができるかどうか」です。せっかくいい活動をしていても、それをしっかり履歴として蓄積していこうという意識がないと、中高一貫校の良さを生かせません。ちょうど、Classiには、その履歴を蓄積できる生徒カルテという機能があると聞いたので、早速取り入れようと学年の先生方に話を持っていったところ、すでに学年の側でも検討がされていたので、実験的にやってみよう、ということになったわけです。学校の組織は分掌にわかれ、それぞれの分掌の中で生徒に関する情報を単独で持っていますよね。ただ、一番いいのはある生徒に関する情報がくっついて有機的にわかることです。病院の総合カルテのように、その人に関するすべての情報がそこに記載されていて、そのカルテを見れば一目瞭然というものがほしいと思っています。こういう点でClassiの生徒カルテには期待しています。これまでもこういったことをやろうとしたことはあったかもしれませんが、これは紙ベースでは絶対にできないことで、ICTを活用してこそ、生徒を多面的にとらえることができると思っています。

若い先生方の「やってみよう」というパワーで学校が動く

  • ICT活用にあたってハードルはありましたか。

    校長先生 : ICTに限らず、新しいことをスタートするときにはハードルがあります。ただ、本校は若い先生方の間で「やってみよう」という風潮があります。入試の変革期でもあり、変わっていかないといけないという土壌もありました。実際、この先生方には1年間実験的にClassiを使ってみてどうだったかということについて、年度末の3月に校内で報告をしてもらいました。そうしたところ、私自身も生徒カルテ以外に、Classiでこんなことができるのかという驚きがありましたし、校内の多くの先生方にとっても、身近な仲間が発表したことで、刺激になったと思います。新しい取り組みをスタートするときには、若い人たちが率先してやっていくというのが、ベテランの先生方にとっても納得いく方法かなと思います。

    今後、生徒にも活用を広げるようになった際に気をつけないといけないのは情報倫理ですね。情報倫理については今の生徒たちにはしっかりと教えていく必要があると思います。情報のスキルやリテラシーといった部分は今の生徒たちはすぐに身に着けていきますから、教員が使うようになれば、生徒は完璧についてこれるはずです。

    生徒カルテの画面イメージ

    生徒カルテの画面イメージ  (データはダミーです)

活用する目的や機能を絞れば、ICTに振り回されることはない

  • 現在のClassiの活用状況をお聞かせください。

    田口先生 : 今は、特に生活指導面や日常の生徒の様子について、生徒カルテに残していくことが多いですね。それに加えて、表彰の履歴や留学などの活動履歴を残している状態です。表彰履歴などについては、全国大会への出場などある程度特筆すべきものになりますので、蓄積していく機会はそんなに多いわけではありませんが、日常の活動や生活指導面などについては、担任の先生によっては毎日書いている先生もいます。運用については、最初は「なんでもいいから情報をあげてやってみましょう」というところからスタートしましたが、年度末には【表彰】とか【生活指導】といったように、項目に分けて蓄積できるようになってきました。

  • 他にどのような機能を活用されていますか。

    田口先生 : 導入経緯としては、2020年の新しい入試を迎える学年なので、中学校のうちから活動履歴を蓄積していく生徒カルテの利用だったので、これ以外の機能については、あれもこれも使う必要がなく、いい意味で気楽にスタートできたと思います。
    試してみたのは、コンテンツボックスでの生徒との資料共有で、学年通信などをコンテンツボックスに保管して生徒も見れるようにしたり、生徒に学習記録をつけさせたり、といったところです。学習記録については、一部の生徒からやってよかったという声もありました。また、Classiのホーム画面の「お知らせ」にその日の連絡事項を記載することで、先生方も日常的にClassiにログインするようにするなど、いろいろと試しているところです。いずれにせよ、活用する目的を絞り、「この機能は使う。この機能は使わない。」という点を明確にして使えば、ツールに振り回されることはないと思います。

今後に向けて

  • 今後、中高6年間でClassiは話を聴くたびにどんどん変わっていきますよね.こういうものが今までの教育のあり方を変えてくれるのではないかと期待しています。
今後に向けて

学校情報

滝中学校・高等学校
学科: 普通科
規模: 1学年 約240人(中学校)  約350名(高校)
主な進路状況: 東京大7人、京都大15人、名古屋大38人、
国公立大医学部医学科41人(2016年度入試)
  • 私立
  • 共学
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